地盤について|新しいモデルハウスが出来るまで#2|興和テクノホーム
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地盤について|新しいモデルハウスが出来るまで#2

こんにちは、宮下です 😎

今日はシリーズ2回目、建物の地盤についてです。

住宅を建てる前に必ず行うことは地盤調査です。建物そのものはいくら頑丈であっても、地盤が弱かったらまったく意味を成しません。よって当社ではすべての建築物において、まずは地盤がどのような状態かをチェックします。

測点は建物の四隅と中心の5ヶ所です。地盤そのものの強度もそうですが、地形、土質、過去どのようなエリアだったか、地下水位、周辺の建物状況や周辺環境等あらゆる面から考察していきます。

上の表で読み取れるように、支持層と呼ばれる固い地盤層は3.7m付近にあります。それまでの間もそれなりに抵抗(強度)はあるように思うのですが、1~2m付近で『ストン』と表記されている箇所が問題です…

『ストン』と言うことはスクリューウェイトが落ちるイメージでしょうか。つまりそこは抵抗(強度)がない、自沈する可能性がありますよということです 😥

結果、地盤補強工事は必要ですとのこと。ん~残念ですが仕方ありません 😥

永く安心してお住いいただくには必要ですからここはケチるわけにはいきません。

それでは地盤補強工事を進めていきます。

色んな補強方法があるのですが、今回は写真のような既成コンクリート杭を支持層まで打ち込む『H型PCパイル圧入工法』を採用しました。

いつもお世話になっているセキサンピーシーのHさん曰く、

『耐衝撃性にも優れた高強度コンクリート杭を重機に搭載された管理装置により深度・圧入力を瞬時に確認し、確実な施工が可能な工法です』とのこと。

腐植土や地下水がある環境下にも影響されませんし、土壌地下水汚染の心配もありません。

※地盤の状況や進入経路等、諸条件が影響しますので、どこでもこの工法を採用できるわけではありません。もちろん他の工法でも環境への配慮は行ってますのでご安心ください(^-^;

まずは杭を打つポイントに穴をあけていきます。

何せ重機が大きいです 😯 4mの下穴をあけたり杭を貫入するので高さ、大きさがあります。電線が上空を通っていたり狭小地、道路が狭いエリアではこの重機を使えないので、そんなケースでは他の工法を採用します。

先程あけた穴に杭を貫入していきます。4mの杭が地中に入って行く姿は圧巻です 😯

打ち込み無事完了です。見えている杭の長さがマチマチなのは地中の支持層が水平になっていない証拠です。抵抗を確認しながらの貫入ですので、正確に支持層まで打ち込みことできるのもこの工法の強みでしょうか。

最後は残った杭頭を基礎設計の高さまでカットして完了です。

これでずっと安心して『楽しい』暮らしが続いていきますね 😉

見えない部分でしかも高価。また工事の効果は体感できない部分ですので、お客様にとってなかなかお金の価値を感じられないと思います。ただここを疎かにしてしまって万が一が起こった時はどうすることもできません。住まいづくりにとってすごく大切なポイントですのでご紹介させていただきました。

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