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断熱工事について|新しいモデルハウスが出来るまで#5

こんにちは、宮下です 😎

今回はシリーズ5回目の【断熱】についてです。長文です。

住まいにとって重要な要素とは、丈夫な構造、暮らしやすい間取り、省エネで使い勝手の良い設備機器、メンテナンスのかかりにくい外装材、オシャレな外観内観…など挙げればキリがないですが、その中でも特に重要視されているのが断熱性と思います。

この断熱性と言えば、まず思いつくことが「夏涼しく、冬暖かい」だと思います。
快適な暮らしには欠かせない重要な要素ですが、そこからもう少し広げていくと「健康」に繋がります。断熱性能が高い住まいは室内空間で温度差が少ないため、ヒートショックの危険性はグッと減ります。

次に関係しているのが「省エネ」です。高断熱の住まいはいったん快適な温度になると、熱を逃がさない(入れない)ので、エアコンなどの空調機器はユックリ運転で負荷がかかりません。一方で断熱性の低い昔の住まいは熱が逃げるので、逃げた熱を補充するイメージで追いかけるように冷暖房をかけ続ける必要があります。このランニングコストは数十年単位に換算するとバカになりません。

断熱性能が重要であることは一目瞭然ですね 🙂

ただこの断熱性能、分かり易くお伝えするにはどうすればいいのか???

これは今回のモデルハウスのBELS評価書と呼ばれる、住まいの見えにくい性能値を数値化したものです。

このうち真ん中の外皮性能の数値が断熱性能を指します。

モデルの建築地、栗東市は省エネ基準地域区分は5に位置し、このエリアでの住まいはこのUA値を0.87以下にしましょうとされてます。(H28年省エネ基準)

このモデルハウスは上記基準のさらに上、ZEH基準のUA値0.6をクリアしてます。

※ZEHはこの外皮性能以外の数値(燃費・創エネ)も高める必要があります。今回は長くなるので省略させてもらいます。すでに長文なもので…(-_-;)

それでは実際の現場の様子を紹介しますねー。

【施工前】

【施工後】

今回の断熱は吹付硬質ウレタンフォーム「アクアフォーム」を採用しました。

https://www.n-aqua.jp/products/aquaform/

上記サイトにもありますが『断熱性能の高さはもちろん、発泡することにより現場の形状にぴったりと密着するため、 気密性の高い施工を実現。』

ここがポイントです。

せっかく高性能の断熱材を使っても気密性が低い(施工が悪い)と、換気扇を回すと隙間から外気が入ってしまうことがよくあります。アクアフォームはこの心配はありません。

とは言うものの、実はこんなところからも外気は入ってきます。

床と柱の継ぎ目部分です。どうしても施工上、遊び(切り欠きの余裕)が必要です。
こういうところは…

発砲ウレタンで外気が入る隙間を埋めてしまい、気密性を高めます。

続きまして天井部分です。

【施工前】

【施工後】

撮影角度が違うので解り難くでスミマセン!

屋根は太陽の光をモロに受けるため、夏場はかなり高温になってしまいますので断熱材は210mmの厚みに。壁の倍以上の厚さです。 😯

2階床、屋根を支えるテクノストラクチャーの鉄骨部分には…

【施工前】

【施工後】

鉄骨が見えなくなるまでアクアフォームで埋めてしまいます。鉄は木と比べて熱が伝わりやすいのでこれで一安心です。

ぐるり三方囲まれたこの空間はトイレです(笑)
空調は付けない空間ですが、快適温度のリビングの空気をトイレから排気しますのでここも暖かい?快適な空間となるでしょう 😆

最後に床下です。

床下は施工上の問題からアクアフォームを利用してません。 😥

…が、ご安心ください(^-^)/

アクアフォームより熱伝導率の低い断熱材を隙間なく敷き詰めます。
床下の冷気はシャットアウトです 😉

いかがでしたでしょうか?

かなり長々と書いてしまいましたが、これでも簡略化したつもりです…
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。 😥

こだわればドンドン上の性能も目指していけますが、私たちの住む京都や滋賀県南部エリアにおいては、このZEH基準のUA値0.6以下程度でいいのでは?と個人的には思います。

住まいが高気密高断熱になればなるほど、窓を開けて換気はしなくなるようです。(性能が意味をなさなくなるから??)しっかり機械の計画換気がなされていれば問題ないと信じてますが、お付き合いのある園芸屋さんが言うには、そのような住まいに限って観葉植物が枯れてしまうそうです(-_-;) 草木には自然の光や空気の流れが大切みたいです。

真冬や真夏はともかく、季節や天気のいい日は窓を開けて換気をしてあげてはいかがでしょうか?(花粉症の方、スミマセン!)

次回の6回目は外装デザインについてです。お楽しみに!

 

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